シリーズ: 年下男が群がる未亡人
年下男が群がる未亡人 桐岡さつき
ふぐ料理の老舗<桐岡ふぐ店>店主・桐岡賢治がふぐの毒で死亡―。妻のさつきは突然の事にショックを隠せずにいた。さらに風評被害で客足が遠のき、店は閉店寸前。そんなさつきの元に賢治の弟子の正春がやって来る。「絶対に店を再建します!」という熱いまなざしに心打たれ、さつきは改装資金を正春に手渡すのだが…。しかし、これが全ての悲劇の始まりだった。弟子達の「毒」がじわりじわりとさつきの身体を蝕んでいき…。
年下男が群がる未亡人 牧原れい子
日本プロレス界の父と呼ばれた夫・次郎(リングネーム:力正次郎)を病気で亡くし、れい子は一人悲しみに耽っていた。そして数日後、次郎の弟子たちが線香をあげにれい子の家に集まる所から物語は始まる。次郎への感謝を述べるばかりか、ようやくいなくなった次郎を「時代遅れ」と罵りあう一同。そんな弟子たちの振る舞いに心を痛めるれい子。そんな中、礼二という弟子だけがれい子に対して温かい言葉をかけてくれるのだが…。